チェーン・スポーキング

カルチャーずるずるモノローグ

17年8月:韓国のカルチャーシーンから目が離せなくて困る

アジアのカルチャーが気になって、夜も眠れない。

 

EYESCREAM」の韓国カルチャー特集がめちゃくちゃ面白すぎて、

名前の上がるアーティストをちょっとずつ制覇している。

年末年始あたりからチラチラチェックしているバンド「hyukoh」をはじめ、

韓国アーティストがどうも隅におけない。

日本における「never young beach」「yogee new waves」や「suchmos」が席捲するシーンの、パラレルワールドを見ているようでならない。

良い意味でも悪い意味でも、アジアでカルチャーシーンが均一化している。

 

ただ「こういうの!こういうのを待ってた!」という、

絶妙にツボを押してくるアーティストはいる。

Silika Gelはそのなかでも特に良い!と感じたバンドだ。

 


[Official] 실리카겔 (Silica Gel) - 두개의 달 (Two Moons)

 

見た目はすごくいけてないし、色モノなバンドだと思っていた。

「Two Moons」という控えめに言って「激ダサ」なPVが導入だったせいもあるかもしれない。

ただ、このロックとシンセを融合させ、決めるところは決めつつ、随所で足を浮かせてくる感覚は、日本の音楽シーンでまだ遭遇したことがない。

なんなんだ、このガムランとハードロックとYMOをシェイクしたような音楽は!